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ke-112.gif2009年GW剣山スーパー林道MTBツーリングke-113.gif

その4

4日目の朝食。

 4日目、この旅の最終日の朝を迎えた。明日から仕事だが天気はよさそうなので今日もしっかりと走るつもりだ。前夜からいろいろ考えてルートは矢筈峠から未走の京柱林道を経て京柱峠、その後大歩危駅で輪行して岡山へ、という峠越えのコースに決めた。やっぱり峠のひとつ、ふたつは越えないと自分らしい旅にはならないのである。


 そのルートに行く前に学生時代から気になっていた神池という山上の集落へ行ってみた。神池という名前が神秘的だし国土地理院の五万分の一地形図で見ると切り立った周囲の山の中にポツンと開けた盆地に大きな池。興味をそそる地形である。いつか行ってみたい!と思いながらなかなか実現しなかった場所へやっと行くことができた。


 杉林の中の坂道をゆるゆると上るとやがて視界が開けて小さな集落に入る。脇道にそれて神社の方へ下るとこの景色に出会った。


山間部とは思えない広々とした空の下を走る。


下っていくと集落ごとに棚田が広がっていた。


楽しい寄り道を終え本来のルートへ戻る。向かうのは標識の右側、矢筈山方面である。


良心市

 道すがらの農家の庭先に無人販売所があったので立ち寄った。「無人販売所」と書くと味も素っ気もないが高知ではこういったスペースのことを「良心市」と呼んでいる。この呼び方がしっくりくるし僕は好きだなあ。


 途中、岩本神社に立つ大杉を拝む。この峠道はもう何度も訪れているがこの立派な御神木の存在に気がついたのは今回が初めてだ。まだまだ年は取ってはいないが以前では気が付かなかった素晴らしい物や事に目がいくようになったのはうれしいことだ。未踏の地を探すのも良いが再訪もまた楽し、である。


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最後の集落を過ぎるとかつての林道(未舗装)区間に入る。今は立派な舗装路である。


 峠には駐車場にトイレ、そして水場がある。この組み合わせがあるとどうしてもキャンプできるなという発想が浮かんできてしまう。将来いつかまたいくであろう旅のためにこの情報は大切にしておかねばいけない。かな?


 峠の徳島側は以前未舗装。整備されている剣山スーパー林道と比べると荒れが目立つ。メインルートである祖谷山林道は全面通行止めなので予定通り京柱峠方面へ抜ける林道へ入る。
 この道は以前は未開通で行き止まりだったのだが近年つながって京柱峠にショートカット出来るようになったようだ。


 観光用でもある剣山スーパー林道とは違ってきれいに枝打ちされた杉林や資材置き場などが目立つ。いわゆる現役の林業用作業道である。


林道の後半に視界の開ける眺めの良い広場があった。


ゆるやかな曲線を描いて道は続く。


 林道は最後の最後でドロドロの路面になり、自転車が激しく汚れてしまった。泥除け付きのツーリング車ならなんでもない道なんだけどね…。


 林道は唐突に終わりを告げ国道439号線の京柱峠に合流する。ここに来るのはもう何回目だろうか?この峠から見渡す深い谷、そして折り重なる山々の風景は四国でも随一の絶景だ。


初めて峠の茶屋に立ち寄り名物の猪肉うどんをいただく。


 その後一気に高知側へ下り国道32号線へ合流。大歩危峡まんなかホテルで温泉に浸かりそして大歩危駅で輪行して岐路に着いた。しかし特急南風は超満員、何とか乗り込んだものの大きな輪行袋は厄介すぎた。次の阿波池田駅でも人は減るどころかさらに増える始末。そこで決断、次の琴平駅で下車、おれ一人が犠牲になればいいのだ。窮屈で息苦しい特急で早く帰っても何の得にもならない。ならばのんびりと鈍行で帰ろうよ、とガラガラに空いた岡山行きの普通列車に乗り込んだ。
 早速ビールで乾杯。大歩危で買った田舎こんにゃくがうまい。いい旅だった。また行こう。

おわり


走行DATA 

途中でメモリーがフルになったためデータは一部のみ

走行距離83.2km 累積上昇1685m 累積下降1735m

DATAはPOLAR CS400による。若干の誤差あり。


RICOH GX100

 走ったコースはこちら

  

copyright(c) 2009 Atsushi kunisada.

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